千代の富士の筋肉はドーピングでステロイドを使用?筋肉トレーニング法は?

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千代の富士といえばすごい筋肉でウルフのあだ名で親しまれ相撲をあまり見ない方でも、北海道出身の力士として名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

千代の富士は幼少期からがっしりとした体で、運動神経が良かったため相撲以外にも陸上でもさまざまな記録を作っています。
そんな彼の筋肉トレーニング法や噂されていたドーピング疑惑などについて解説していきます。

千代の富士の筋肉トレーニング法は?

千代の富士の筋肉トレーニング法について見ていきましょう。

力士は立派な体格を支えるために、日々筋肉トレーニングに励んでいます。その中でも、千代の富士の筋肉量は素晴らしく、トレーニング方法を参考にしている方も少なくありません。

一般的なスポーツでは持久力が必要になりますが、相撲は試合の時間が短く1〜2分といった短時間で勝負が決まるため、瞬発力を重視したトレーニング法となっています。

瞬発力を発揮するためには、上半身の速筋と遅筋をトレーニングすることが有効です。

特に遅筋を鍛える必要があります。

遅筋のトレーニングでは、ジョギングをしている映像もあったことから、有酸素運動が有効であることが分かります。
そして、千代の富士はこのような有酸素運動に加え、普段の稽古で速筋を鍛えていました。

また、下半身は大腿筋が非常に発達しており、ハードな筋肉トレーニングや負荷をかけた状態でのストレッチなどを行っていたようです。

千代の富士の現役時代BMI数値と体脂肪率

千代の富士は引退後もほとんど体系の変化がありませんでした。

引退後、一般的な力士で現役のような体格を維持している者はほとんどいませんが、そんな千代の富士の現役時代のBMI数値は37.91で、体脂肪率は10.3%です。

千代の富士の身長は183㎝あり、この身長の男性の平均体重が79.2㎏で、標準BMI数値は20.6〜22となっています。

一般的にBMI数値が25以上の場合肥満体系と言われており、千代の富士のBMI数値37.91は肥満(3度)に分類されます。
しかし、体脂肪率が10%代と非常に鍛え上げられた筋肉質な体であったことが、この数値からも分かります。

この体脂肪率は、軟骨が薄く肩の関節がうまくかみ合わず、昔脱臼を繰り返していた千代の富士が脱臼に負けない体づくりをしていたことや、日々の厳しい筋肉トレーニングの積み重ねの成果をいえるのではないでしょうか。

しかし、千代の富士の鍛え上げられた筋肉が「ドーピングなのではないか」といった疑惑がでていました。千代の富士のドーピング疑惑とはいったいどのようなものなのか。そこで、次に疑惑の真相について解説していきます。

千代の富士の筋肉はステロイドでのドーピング疑惑とは?

千代の富士の筋肉量は素晴らしく、当時「ウルフ」という愛称で呼ばれていたほどでした。

そんな素晴らしい筋肉の持ち主である千代の富士には、ステロイドという筋肉増強剤の一種である「ドーピングを使用しているのではないか」といった疑惑が噂されていました。

この噂は、千代の富士の筋肉が、あまりにも素晴らしく鍛えあげられたものであることから噂されたもので、実際はステロイドでのドーピングは行っていません。

ドーピング疑惑が出るほどの体格を日々の稽古や筋肉トレーニングなどで作り上げ、自力で手に入れた千代の富士は、想像もできないほどの厳しいトレーニングを積んでいたのではないでしょうか。

千代の富士の筋肉トレーニングの理由は脱臼癖を直すため力士は激しい取組を行うため、肩へのダメージが大きいスポーツです。

しかも、千代の富士は寝返りで肩が脱臼してしまうほどの脱臼癖があり、手術が必要なほどでした。

しかし、手術をしてしまうと最低でも半年は稽古ができなくなってしまうことや、完治後も手術前のようなパフォーマンスができなくなるなどの力士にとって大きなデメリットがありました。

そこで、千代の富士は担当の医師と相談し、脱臼癖を肩回りの筋肉でカバーしようと考え、トレーニングに毎日腕立て伏せ500回を取り入れます。

さらに、腕立て伏せの他にもバーベルや鉄アレイでのトレーニングなども行っていました。

また、脱臼癖を克服するために、肩に負担のかかる取組スタイルからスピードを重視した取組のスタイルへとシフトチェンジを行ったのです。

このような、ハードなトレーニングを行い自身の脱臼癖を克服した千代の富士は、一度は十両まで落ちてしまいますが、独自の相撲スタイルを確立し横綱へと昇り詰めました。

また、肩の脱臼癖以外にも横綱になるまで、右腕の筋肉断裂といった大きな怪我も経験しているのです。
そのため、力士生命を維持するためにも体のメンテナンスを怠らず、怪我をした際も完治に専念し、怪我が悪くならないように休場を11回行います。

パフォーマンスを低下させないためにメリハリをつけた千代の富士は、休場後の戦績がよく6度も優勝しています。

一流の力士である千代の富士は、己の限界をしっかりと把握することで、度重なる脱臼や大きな怪我を乗り越えることができたとも言えますね。

まとめ

「ウルフ」と呼ばれた千代の富士は、厳しいトレーニングを積み、ドーピング疑惑が出るほどの鍛え上げられた肉体を持つ力士であることが分かりました。

また、これほどの肉体を持ちながら脱臼癖があり、一時は十両まで落ちてしまいましたが、毎日500回の腕立て伏せをしたり、取組のスタイルを変えることで、横綱まで上り詰めた素晴らしい力士でした。

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