プロ野球の育成選手の給料や年俸は?待遇の違いや活躍した選手は?

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プロ野球の世界では、育成選手と呼ばれる選手がいることをご存じでしょうか?

プロ野球の選手でも、地位によって待遇が大きく異なります。

特に1軍選手と育成選手では、給料や年俸にどれくらいの差が生じるのでしょうか?

この記事では、プロ野球の中でも、意外と知られていない育成制度について詳しく紹介していきます。

その他にも、気になる育成選手の待遇や給料、成り上がって活躍した選手も紹介していきます。

育成制度とはどんな制度?

プロ野球の育成選手制度は、若手選手や遅咲きの選手にプロの舞台で練習や試合の機会を提供し、将来の一軍選手としての成長を目指すためのシステムです。

この制度の元で在籍する選手は育成選手と呼ばれ、その選手契約は育成選手契約などと呼ばれています。

育成選手制度は2005年に導入されました。

かつては「練習生」という制度が存在していました。

この制度は、他の球団にスカウトされることなく、有望な選手を確保する手段として使われることがありました。

しかし、そのような事例が問題視されたため、1992年以降は練習生契約が廃止されました。

しかし、社会人野球のチームが減少する中で有望な選手も減少しているため、これを防ぐ目的で日本プロ野球協会は育成選手制度を導入することを決定しました。

この制度は、選手にとっては遅咲きでもプロとしてのキャリアを築くチャンスとなります。逆に、球団にとっては隠れた才能を発掘し育てることができるメリットがあります。

また、選手層の厚みを増やし、競争を促進することで全体のレベルアップにも寄与しています。

では、1軍、2軍と呼ばれる支配下選手と育成選手では、給料や年俸にどのような違いがあるのか紹介していきます。

プロ野球の育成選手の給料や年俸は?

プロ野球界での育成選手も支配下登録選手と同じく、給料制ではなく、年俸制になります。

育成選手は、支配下登録選手とは異なり、入団時の契約金はありません。

その代わり、支度金として一般的には300万円が用意されます。

育成選手はプロ野球選手といっても条件は非常に厳しいのが現実です。

育成選手の最低年俸は240万という保証はありますが、MAXでも400万程度で、平均は概ね300万くらいとされています。

ただし、育成選手になると球団の寮に入ることができるので、住居や食事に困るようなことは無いようです。

育成選手の待遇や練習環境は?

プロ野球選手の中でも育成選手には、様々な待遇条件があります。

ここでは、育成選手の待遇や試合環境について紹介します。

背番号の違い

育成選手は基本的に与えられる背番号は3桁と決まっています。

打撃投手などのスタッフでも3桁の場合があるため、球団によって、0から始まる場合や200番台から始まるケースも見受けられます。

出場できる試合の範囲

育成選手は、1軍選手がひしめく公式戦に出場する権利が与えられません。

そのため、オープン戦や2軍の試合で活躍し、のし上がっていく必要があります。

ただ、毎年ドラフト時期には、新たな戦力として優秀な新人選手が多数入団してきますので、育成選手から1軍や2軍にのし上がるには、相当な努力が必要になります。

昇格の機会

限られた範囲での試合にしか出場はできませんが、その環境下でも一定の成績や技術向上が見込まれると、支配下選手として昇格するチャンスがあります。

昇格することで、正式なプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせることもできます。

ただし、支配下選手登録枠は各球団70名までと決められているので、その枠内に入れるかどうかが昇格の鍵になってきます。

育成選手になるには

育成選手になる方法には、大きく分けて2つの方法があります。

1つ目は、アマチュアから育成ドラフトで指名を受けることです。

2つ目は、1軍や2軍の選手が負傷などにより1時的な自由契約となって、育成選手として再契約される場合です。

育成選手としての上限枠などは設けられてはいませんが、球団側もいつまでも育成選手として契約し続けてくれるわけではありません。

育成契約から3年間で、将来性が見込まれる程度の実力を発揮できない場合は、解雇されることもあります。

育成選手からプロ野球で活躍した選手は?

そのような厳しい環境でもある育成選手ですが、そこから這い上がって、1軍で活躍した選手もたくさんいます。

実際に、育成選手から這い上がり、大活躍をしたプロ野球選手を数名ご紹介します。

お化けフォークの千賀滉大選手

ソフトバンクやメジャーでも活躍中の千賀選手ですが、実は2010年の育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団したのが始まりです。
2012年には支配下登録をゲットし、快速球と落差の大きいフォークボールを武器に大活躍中。

育成選手からの成り上がりにおいて、千賀選手以上の活躍を見せる選手はいないでしょう。

日本を代表するキャッチャー甲斐拓也選手

いまでは侍ジャパンを代表するキャッチャーの甲斐拓也選手もスタートは育成選手です。

千賀選手と同じく2010年に育成選手として登録、2013年に支配下登録を経て、2017年にはスタメンを奪取します。

育成選手出身の捕手としては、初となるゴールデンクラブ賞も受賞しています。

巨人の左リリーフエースや山口鉄也選手

2005年に育成ドラフト1位でジャイアンツに入団、2年後には支配下登録の座を奪い取りました。

その後、育成選手としては、初となる新人王を獲得し、いまではジャイアンツの最強リリーフとして活躍しています。

他にも上げるときりがない程の選手たちが、育成選手から誕生しています。

たゆまぬ努力を続けてきた選手は当然ですが、数多くのアマチュア選手を引っ張り上げたスカウトも称賛に値すると感じますよね。

まとめ

プロ野球の中でも、育成選手が置かれる待遇や年俸(給料)は非常に厳しい現実です。

ですが、その環境の中から這い上がり、大活躍をしているプロ野球選手もたくさんいます。

プロ野球と聞くと、夢の舞台で活躍する選手をイメージしがちですが、その裏では育成選手からたゆまぬ努力を重ね、夢を勝ち取った選手もたくさんいます。

幾多の選手の中から、将来性を見出すスカウトの存在も忘れてはいけません。

今後、育成選手の中から、どんな選手が現れ、活躍するのかも楽しみの1つになるのではないでしょうか?

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